本記事の要点・結論

本記事を読めば、「お問い合わせフォームでのGmailのエラー・迷惑メール解決方法|XWRITE」がわかるようになります。

メールフォームにおけるGmailのエラーや不具合は大問題。せっかくブログにメールフォームを設置したのに、いざ使ってみたら、警告文がついていたり、ひどい場合メールが届かないだけでなくエラー表示も何もない。これでは、ユーザーに多大なご迷惑をかけてしまいます。

そもそも、Wordpressに設定したメールフォーム。これはレンタルサーバー上から、プログラムによってメールを送っています。そうなると、URLとサーバーのプログラムから送信する際のURLが異なることになります。その相違がエラーを引き起こす原因の一つです。またGmail自体もセキュリティー強化をしていくようで、より安全に使える環境にしておいたほうがよさそうです。

そんな対策のため、今回は、WP Mail SMTPを導入していきます。WP Mail SMTPは、OAuth 2.0認証を使ってGmailに安全に接続できるためGoogleの最新のセキュリティ要件に適合しています。WP Mail SMTPの開発チームは、定期的にプラグインをアップデートしており、Googleの変更に対応しています。

慣れない設定でしたので、ちょっと複雑に感じましたが、そのまま進めてもらえば、導入できますので、メールフォームのGmailで困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

この前、メールフォームを設置したんだけど、Gmailだからエラーになるし、届かないし・・・・
気づかないうちにお客様に迷惑かけてしまった・・・

メールフォーム設置だけでも大変だったけど、また対策しないといけないの?

これがね!メールフォームを設置するとあるあるなんだ・・・・・

この記事が参考になる方

  • メールフォームでGmailを設定している方
  • XWRITEでメールに不具合が出る方
  • メールフォームを今から導入する方
  • どんなメール方法にするか悩んでいる方
  • WordPress初心者の方

どうしてGmailは、メールフォームでエラーになるの?

試しにGmailでメールフォームを試してみると・・・

先日、当ブログにもWPFormsメールフォームを設置したのですが、試しに問い合わせメールを送ってみました。

条件としましては、このような感じです。

メール送り主・Gmail  当サイトメール受け取り側・Gmail

するとどうなっているのかお伝えしますと、

メール送り主・Gmail・・・全くなんの反応もなく自動返信メールは届いていません。迷惑メールにも入っていません。

当サイトメール受け取り側・Gmail・・・メールは届きましたが警告付きです。

お問い合わせの警告

ということで、まずメールの送り主(Gmail)への自動返信メールは、影も形もなし。論外です。そして自分へのメール(Gmail)も警告付き。ということでなんか踏んだり蹴ったりですよね。

仮にお客様からせっかく、問い合わせフォームから連絡いただいても、「エラーも出ずメールが届かない」のであれば、これほど印象が悪いものはありません。

個人においては、Gmailを利用している方が多いと思いますから、なんとか対策しなければいけません。

ところで、なんでGmailは、メールフォームでエラーになるの?

どうしてGmailは、メールフォームでエラーになるの?

WordPressに設定したメールフォーム。これはレンタルサーバー上から、プログラムによってメールを送っています。そうなると、URLとサーバーのプログラムから送信する際のURLが異なることになります。設定している送信元アドレスと、実際の送信元のアドレスが違う場合、受信先のメールサーバーから偽装したメールだと判断されて、迷惑メールという振り分けをされてしまいます。

XWRITEにお問い合わせフォームを設置

WP Mail SMTPを導入します。

WP Mail SMTPでGmailを使用する際にエラーが発生しない理由

一番大きな理由は、OAuth 2.0認証を使用することです。OAuthを使うことで、ユーザー名やパスワードを直接入力する必要がなくなり、セキュリティが強化されます。これにより、Googleが提供するAPIに安全にアクセスできるため、認証エラーが発生しにくくなります。また、Google Cloud Platformの適切な設定、「安全性の低いアプリのアクセス」設定の廃止、正しいGmail APIスコープの設定などがありますが、WP Mail SMTPには、大きな利点があり、多くのWordPressプラグインとの互換性を保つように設計されており、他のプラグインとの競合が少ないため、エラーが発生しにくいです。

無料で利用できます!

WP Mail SMTPが今後も有効である理由

  • OAuth 2.0対応
  • API対応
  • 定期的なアップデート

OAuth 2.0対応

WP Mail SMTPは、OAuth 2.0認証を使ってGmailに安全に接続できるため、Googleの最新のセキュリティ要件に適合しています。この仕組みは、Googleが今後も推奨する認証方法のため、適切に設定していれば引き続き問題なく利用できるでしょう。

API対応

WP Mail SMTPは、Gmail APIを通じてメール送信を行う機能を持っており、GoogleのAPIのセキュリティ強化にも対応しています。APIベースの接続は、今後もGmailを通じた安全なメール送信の方法として有効です。

定期的なアップデート

WP Mail SMTPの開発チームは、定期的にプラグインをアップデートしており、Googleの変更に対応しています。これにより、セキュリティや機能面での問題に対処することができます。

WP Mail SMTPは、メールフォームの WPFormsと同じ開発チームが提供しています。

SMPT と POP

WP Mail SMTP は 適切な SMTP プロバイダを使うよう WordPress を再構築することで、メール配信の問題を修正します。

WP Mail SMTPのインストール

「ダッシュボード」「プラグイン」「新規プラグインを追加」

  • WP Mail SMTPで検索
  • 見つけたらWP Mail SMTPを「今すぐインストール」
  • 有効化します。
WP Mail SMTPを「今すぐインストール」

1、WP Mail SMTPのセットアップウィザードを見てみましょう!

STEP1
はじめましょうをクリック

WP Mail SMTPのセットアップウィザード
STEP2
Google / Gmailを選択
Google / Gmailを選択
STEP3
了解して続けるをクリック
了解して続ける
STEP4
入力画面がでてきます。
  • クライアントIDとクライアントシークレットが必要です。
クライアントIDとクライアントシークレットが必要
クライアントIDとクライアントシークレットが必要
STEP5
ウィザードは、ここでストップ
  • クライアントIDとクライアントシークレットがないので、今度は、Gmail APIへこのIDとキーを取得しにいきます。
  • 下部の「認証リダイレクトURI」をコピーして、メモ帳などに貼り付けてください。後で使います。
  • ウィザードは、WP Mail SMTP中でいつでも立ち上げできるので、一旦消してもらって大丈夫です。

2、Gmail APIのクライアントIDとクライアントシークレットを取得

Google Cloudが初めての方

STEP1
Google Cloudへアクセス
Google Cloud

Gmail APIのクライアントIDとクライアントシークレットを取得

STEP1
新しいプロジェクトを立ち上げます。
  • 初めてGoogle Cloudを立ち上げた時と画像が違うかもしれません。
  • 使ったことある方は、プロジェクトを選択内にあります。
  • 「新しいプロジェクト」を立ち上げます。
  • 見つけたらクリックして立ち上げます。
新しいプロジェクトを立ち上げ
STEP2
「新しいプロジェクト」を作成します。
  • プロジェクト名は、わかりやすいもので良いと思います。
  • 作成をクリック
  • 「新しいプロジェクト」が作成されます。
「新しいプロジェクト」を作成
STEP3
ライブラリを選択
  • 「プルダウンメニュー」「APIとサービス」「ライブラリ」
ライブラリを選択
STEP4
Gmail APIカードをクリック
  • 下へスクロールしてGmail API見つけてクリック!
Gmail APIカードをクリック
STEP5
「有効にする」をクリック
「有効にする」をクリック
STEP6
「認証情報を作成」をクリック
認証情報を作成
STEP7
使用するAPI
  • Gmail APIになっていることを確認します。
  • ユーザーデータにチェック
  • 次へをクリック
使用するAPI
STEP8
OAuth同意画面
  • アプリ名は、プロジェクト名と同じでいいです。
  • ユーザーサポートメールをプルダウンから選択
  • デベロッパーの連絡先は、サポートメールと一緒でok
  • 「保存して次へ」をクリック
OAuth同意画面
STEP9
スコープは、スルーします。
STEP10
OAuth クライアント ID
  • アプリケーションの種類は、ウェブアプリケーションを選択
  • 名前は、そのままでOK

スコープをスルーしたので先へ進めなくなります。下の「作成」ボタンを押します。そうするとまだ入力されてないということでOAuth クライアントIDが開きます。
そのため警告の赤色になっています。

OAuth クライアント ID
STEP11
承認済みのリダイレクト URI
  • URIを追加をクリック
承認済みのリダイレクト URI
STEP12
URI 1を入力
  • 先ほどウィザードでコピーした「認証リダイレクト URI」をURI 1へコピペします。
  • なければ、下の認証リダイレクト URIでいいです。(同じものです)
  • 作成をクリック
 URI 1を入力
https://connect.wpmailsmtp.com/google/

認証リダイレクト URI

STEP13
そのまま完了します
 認証情報を完了
STEP14
OAuth 同意画面をクリック
  • プルダウンから「APIとサービス」「OAuth」をクリック
OAuth 同意画面をクリック
STEP15
アプリを公開をクリック
  • OAuth 同意画面からアプリを公開をクリック
アプリを公開
STEP16
本番環境にpushしますか?
  • 確認をクリック
本番環境にpush
STEP17
メニューから認証情報をクリック
  • プルダウンメニューから「APIとサービス」「認証情報」をクリック
認証情報をクリック
STEP18
OAuth2.0クライアントIDからウェブアプリケーションを選択
ウェブアプリケーションを選択
STEP19
クライアントIDとクライアントシークレットを取得できました!
  • クライアントIDとクライアントシークレットが取得されています。
  • 画面を全画面にしないと ID とキーが表示されないかもしれません。
  • 後にWP Mail SMTPへ貼り付けしますので、コピペできるようにしておきます。
  • (画面消さないように注意してください。心配ならメモ帳にコピー)
  • 万が一消えてしまっても、「認証情報をクリック」からまた表示できます
クライアントIDとクライアントシークレット取得できました
STEP20
Google Cloudは、ここまでです。

まだ、あるの・・・・・

確かにちょっとわかりにくいわね!
ホントにできるの?

最後の工程だよ!

3、クライアントIDとクライアントシークレットを「WP Mail SMTP」に設定

STEP1
WP Mail SMTP
  • 「ダッシュボード」「WP Mail SMTP」
「ダッシュボード」「WP Mail SMTP」
STEP2
google / Gmailを選択
  • ウィザードを立ち上げることもないので、そのままいきます。
  • 下へスクロールしていくと、メーラーがあるので、google / Gmailにチェックを入れます。
google / Gmailを選択
STEP3
クライアント IDとクライアントシークレットをコピペ
  • クライアントIDとクライアントシークレットをコピペします。
  • 認証リダイレクト URIに下に認証を確認するようなボタンがあったと思います(今はないので分からない)が、これをクリックしてもエラー表示ができるだけです
クライアント IDとクライアントシークレットをコピペ
STEP4
設定を保存をクリック
  • スクロールして下の方にある「設定を保存」をクリックします。
設定を保存をクリック
STEP5
詳細をクリック
  • まだ、確認がとれてない旨の案内がでます。
  • この画面がでてきたら、「詳細」をクリック
詳細をクリック
STEP6
安全ではないページに移動をクリック
  • この画面になったら更にクリック!
  • 「wpmailsmtp.com(安全ではないページ)に移動」をクリックします。
安全ではないページに移動をクリック
STEP7
続行をクリック
  • WP Mail SMTPと連携します。
  • 続行をクリック
続行をクリック
STEP8
正常にリンクできました。
  • 現在のサイトをGoogle APIプロジェクトに正常にリンクしました。これで、Gmailを通じてメールの送信を開始できるようになりました。
正常にリンク
STEP9
お疲れ様でした。これで完了です。

Gmailでお問い合わせフォームからメールのチェック|XWRITE

冒頭と同じ条件でお問い合わせを使ってみます。

メール送り主・Gmail  当サイトメール受け取り側・Gmail

お問い合わせしてみた

このようにして、送信してみました!

これは関係ないですが、「確認」も表示されます。

メール送り主・Gmail
当サイトメール受け取り側・Gmail

両方ともメールフォームからの自動返信メールが届いていました。

良かった。良かった。

届いたメールの確認

当サイトは、当サイトメール受け取り側・Gmailと、申請したアカウントとは別なためか、設定後はメールの不備がありましたが、WpMailを入れ直したら、正常になりました。

まとめ:お問い合わせフォームでのGmailのエラー・迷惑メール解決方法|XWRITE

「お問い合わせフォームでのGmailのエラー・迷惑メール解決方法|XWRITE」について解説してきました。

せっかくお問い合わせフォームが設置できたのに、Gメールに不具合がでるなんて、「何とかして!!」って思っちゃいますよね!でも、今回、WP Mail SMTPが導入できたのでとりあえず一安心。

この途中の設定も、「なんで?」って思うくらい工程数が多くて、当サイトもWP Mail SMTPの設定もしながら、スクショして、この記事書いてって・・。なんか今回は冷や汗ものでした・・・・。

でも、無事Gmialが使えるようになって、良かったです。

XWRITEでメールフォームとGmailで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね!

では、また・・・・・・!